本鼈甲に螺鈿蒔絵を施したローマ留めです。 菊花と紗綾形という、おめでたく由緒ある文様が描かれています。 「簪は好きだけど、ふだんは洋服だからなかなか身につけられないわ」という方でも、こちらのお品でしたら普段づかいできます。 貴重なお品を普段づかいする贅沢な楽しみを味わってください。 白鼈甲の端っこにウキが見られます（写真8枚目参照）使用には差し支えありませんが、気になる方は鼈甲屋さんに修理を相談してみてください。 【螺鈿蒔絵】 螺鈿蒔絵とは、小刀で細かく切った薄貝を、漆で描いた文様の中にひとつずつ色を選んで貼り付け、金、銀などの粉を蒔き、乾燥後炭で磨き出す伝統技法のひとつ。光を受けての輝きが値うちとなり、品物は大変豪華なものとなる。素材はべっ甲、琥珀など主に天然素材が使われ、かんざし、帯留め、櫛など和装を中心とした装身具、ブローチ、ペンダント等の洋装品まで製作する。 【菊花】 四君子（蘭、竹、菊、梅の4種）のひとつ。一年のうちで開花時期が一番遅いので「花の弟」とも呼ばれる。漢詩や和歌にも詠まれる風雅な花である。 【紗綾形　さやがた】 紗綾形とは卍（まんじ）という漢字を斜めに崩して連続的につなげた文様。「卍」は仏教用語で「宇宙」「無限」、キリスト教では「幸福」「力」 、古代中国では「幸福」「功徳」という意味をもつ。そこから紗綾型は「不断長久」を意味し、「家の繁栄」「長寿」の願いを込めたとされている。 慶事　本鼈甲　白甲　蒔絵　螺鈿　べっこう　髪飾り　ローマ留　アンティーク　骨董　和装小物　菊　着物　和服　浴衣　ゆかた　夏祭り　花火大会　祭り　菊花　紗綾形　作家　螺鈿蒔絵　蒔絵　螺鈿　簪　髪飾り　池田重子　資産価値