外箱の一部が外れていますが、それ以外は経年劣化のみで、中身は美品です。 (写真or図が無いページはありません。写真・図版もテキストも豊富です。) 【世界性医科学全集】 性愛の根源現象、宗教と性欲、結婚、売春、変態性欲、レスビアン、禁欲、性犯罪、性教育、衛生にまで研究領域は及んでいる。 【商品詳細】 新版·世界性医科学全集 第8卷 「性愛の科学」 1981年5月25日 第1刷発行 著者　イヴァン・ブロッホ 編· 訳者　現代性科学研究会 ©1981 編集協力　株式会社 河出書房新社 発行所　図書出版 美学館/ワールドブック株式会社 印刷所　光画製版㈱ 製本所 　㈱海文社 【序】〔参考資料本名画像参照〕 本書はイヴァン・ブロッホ(Iwan Bloch1872~1922)の『現代の性生活』(Das Sexual-leben unserer Zeit)の抄訳である。標題は『性愛の科学』と改めた。 著者ブロッホはオルデンブルグのデルメン ホルストで一八七二年四月に生まれ、シャルロッテンブルグで一九二二年十一月に没している。 ベルリンで皮膚科・性病科の専門医として医業に就くかたわら、性科学研究の著述研究に励んだブロッホは、クラフト = エビング、モル、フックス、エリスなどとならんで、近代性科学の建設者として知られている。 ブロッホは本書のほかに、『梅毒の起源』二巻、『性的精神病 因論への寄与』、『皮膚病の実際』などの著書があり、また『性科学便覧 も著している。 本書は、一九〇六年十一月ドイツで発行されたが、性問題を総合的にかつ徹底的にとりあつかった初めての書物として好評を博した。ブロッホはここで、人間の性愛が個人や社会のなかでの生活、さらに人類の諸文化の発展にたいしてもつ、すべての意義を明らかに し、性愛科学を人間一般の科学へとくみいれなければならないという基本的姿勢をつらぬいている。こうした姿勢と立場から、性愛の根源現象、宗教と性欲、結婚、売春、変態性欲、レスビアン、禁欲、性犯罪、性教育、衛生にまで研究領域は及んでいる。 貴重な性科学研究文献のひとつである本書が、『世界性医科学全集』に収録されたことは、訳者はもとより、性問題の実態を研究するひとびとにとって、大いなる喜びであると信じている。