30年くらい前に話題になったティンバーラインのスペックウォーです。タクティカルフォルダーで有名なエマーソン氏もこの頃は売れ始めた時です。もともとエマーソンは最初フィクスドナイフを作りました。その後そのフィクスドナイフのブレードデザイン（ダントーブレードと呼ばれるブレードデザインですが、この片刃のブレードは当初チゼルグラインドと呼ばれていました）をフォルダーナイフにした物です。CQC6や7等ですね。

このブレードデザインが秀逸であった為、ティンバーライン社が、ニーリーロックで有名なニーリー氏のシースと組み合わせてこのナイフを製品化しました。当時のマスプロダクションナイフとしては、相当高額でした。

このナイフは発売当時にアメリカで購入し、キャンプなどでBBQの肉を切ったりして使いました。またハンドルがアメリカ人向けで日本人にはやや大きめでありグリップ感が良くなかったので、オリジナルのシェイプデザインを崩さないようにしながら削り込んで握りやすい太さに変えてます。

実際に使用したナイフなのでブレードにもそれなりに擦り傷はありますが、ブレードのコーティングがブラックPVD（艶消し黒）とDLC（艶あり黒）を組み合わせた強力な表面処理の為、深い傷などもなく、
使用に際して何度か研いでますが、片刄なので刃角が小さく切れ味抜群です。研ぎ減りなどでブレードシェイプが崩れているなどの問題もなく、概ねオリジナルの形を保っています。鋼材は当時カスタムナイフで使われ始めていたATS34で、分厚いブレードで頑丈です。

使用歴があるわりには程度の良い
お取引はN/C、N/Rでお願いいたします。

あまり販売数も多くなく、かつ昔のナイフですが非常にタフなナイフで実用にもバッチリだと思いますし、何と言ってもシースの頑丈さやカチッと決まるロックは素晴らしいです。ただしシースに付いているナイロンベルトの樹脂製パーツは経年変化で色があせています。割れたり脆くなってはいません。

当時御興味があったけど買い逃した方、後からこのナイフの事を知り廃盤の為に探しておられた方などいかがでしょうか？

よろしくお願いいたします。



















（2022年 7月 17日 7時 06分 追加）
再販されたグレー色に近いブレードコーティングのモデルではなく、初版の黒艶消しコーティング＋刃先が黒艶ありコーティングのモデルです。珍しいと思います。